2009年11月12日

またお知らせにかこつけて手抜き

 「職員研修のために臨時休診」と書いてあったら大抵旅行。私がこれまで勤めてきた病院や接骨院ではそうでした。

 まあ患者さんのほうでもわきまえたもので、こういう張り紙をすると「どこに旅行するの?」などと聞かれたものです。

 さて、当院は13日(金)と16日(月)職員研修のために臨時休診をいただきます。まあ当院の場合職員は私しかいませんけれど。
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2009年11月11日

切診は切らない

 中医学の診察法に「切診」というのがあります。これは主に脉診を指しますが、筋肉の緊張やしこりの有無など患者さんの体表に触れて状態を見ることも含まれます。和漢の診察で用いられてきた腹診も切診に入ります。

 で、そういう診察がなぜ「“切”診」というのか?

 手元にある電子辞書に収録されている『漢字源』によれば、「切」という字の原義は「刃物をぴったりきり口に当ててきること」とあります。

 そこから「切」という字には「切る」という意味と「接する。ぴったりくっつける」という意味が派生しました。現代中国語の発音だと、「切る」ほうはqieの一声で、「接する」ほうはqieの四声です。

 切診はもちろん後者の「接する」というほうの意味で、「手を患者さんに接する診察」という意味で「切診」といいます。

 ところが何を勘違いしたのか「切診は本来“切る”ように診察することである」と言って、手足の筋肉をごりごり切るようにはじいて診察する流派があるそうで、それがどんだけ頭悪い行為であるかは上記の解説を読んでもらえばよくわかると思います。

 ちなみに「親切」の「切」も四声で発音します。「親しく接する」のが親切であって、だから「親を切るのに親切とはこれいかに」みたいな疑問は漢字の原義を知っていれば出てきません。

 漢字っていうのは支那のものを借りて使ってるだけですから、日本語の解釈だけで漢字を見るとこういうアホなことになります。

 こないだテレビで硯職人の人が「硯は石を見ると書きますから、見ることも大切です」と言ってましたが、これも『漢字源』で調べると「石+(音符)見」。見の原義とは関係がない。だそうです。

 八卦掌の基礎鍛錬は円形に歩く「走圏」です。「走ると書くから走るように回るのだ」とか言っちゃってる子がいましたが、中国語で「走」つったら「歩く」という意味で、走圏は「圏を歩く」鍛錬です。

 こういう間違いはとっても恥ずかしいのでやめましょう。

 ついでに付け加えると、「日本と中国は同じ漢字を使っているから、中国語を知らなくても筆談で通じる」ということはありません。「欲 手紙」と中国人に書いて見せたらトイレットペーパー渡されますよ。
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2009年11月10日

諦めたとかいわれても・・・

 今朝はなまるマーケット見てたら、慢性の肩こりや腰痛が治らないから諦めたという人がいたんですが、治すための手立てをいろいろ試みた上でならともかく、なんもしないで漫然と「いつか治る」ことを待っていてもそりゃ治らんて。

 肩こりとか腰痛の治療なんてのはそう難しいものではありません。稀に内臓疾患が原因のものがあって、そういうものは原因のほうを治療しなければなりませんが、単純な肩こり腰痛であれば有る程度治療を続ければたいてい楽になります。

 ただ、あの手のものはカゼやなんかと違って日常生活の中で負担を受けて「なり続ける」ものですから、長いスパンで継続治療を受けてもらわないと楽になった状態を維持することは難しいとは思うんですが、どうにもならなくて諦めざるをえないというものはまずありません。

 よく問い合わせの電話で「〜は治りますか?」と聞かれます。そういうときはだいたい「ちゃんと通ってもらえれば治るか、または楽にはなります」と答えるようにしています。

 私は治療できないものは治療しませんから、私が仕事を請けるということは治療できるということです。ただ、それで治るかどうかは患者さん次第です。治るまで通ってくれれば治ります。通ってくれなければ治りません。通ってくれる患者さんに対しては誠心誠意治療しますけれど、通ってくれない人のことまで面倒みきれません。

 通いもしないで諦めたという人については、「そりゃ仕方ないね」としか言いようがないんですよね。
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2009年11月09日

冬のミニスカは太るぞ

 足首まであるぐらいの長くてぞろっとしたスカートのほうが好きだ!

 男ならだれでもミニスカが好きだと思うな!いや自分ではくという意味ではないですよ。

 寒くなったのにがんばってミニスカはいてるおねえちゃんがいますが、下半身が太くなるぞ!

 皮下脂肪というのは余分なエネルギーを蓄えておくためのものですが、体表・とくに内臓が有る体幹への衝撃を防御したり、冷えから体を守ったりするという働きもあります。

 女性の場合特に下腹部には子宮という重要な臓器がありますから、ミニスカで下腹部が冷やされればそれを守るために下腹部に脂肪がつきやすくなります。太ももも、下肢と体幹との血液の流通を支えるためには重要な場所ですから、常に冷やされていたらそこにも脂肪がつきやすくなります。

 ストッキングというのがどれだけの保温性があるかは、あいにくはいたことがないので知りませんが、冬の寒冷刺激を完全に防げるものではないと思いますので、ストッキングはいてようがミニスカが冷えやすいというのは変わらないと思います。

 ということで、冬のミニスカ=下半身太り製造機、ということになります。だからミニスカなどはくのはやめてしまえ。みんな森ガールとか田村ゆかり的なぞろっとした服を着ればいいよ。パンツルックは不可であります。おじさんの好み的に。
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2009年11月06日

立冬

 疲れるからいやだけどマッサージも始めるかなと思ったけれど、本分を忘れてすし屋がカレーで儲けるようなことをしてはいかんよなとシンケンジャーを見て思った今日このごろ。

 はやいもので明日は立冬です。

 案の定今朝の天気予報では「明日は暦の上では冬ですが、気温は温かく」云々言っていましたけど、秋から冬へはスイッチをかえるように入れ替わるわけではなく、立冬というのは冬の気があらわれる始めのことなので立冬になったから突然冬の気候になるほうがおかしいんです。

 つーか、私は沖縄で5年過ごして以上に寒さに弱くなったので、20度切ったらもう冬で、15度切ったら遭難するかと思いますけどね。

 さて、秋から冬に移り変わるということは、収穫の時期から貯蔵の時期に移るということです。陽気が弱まり陰気が強くなるので、人間もそれにあわせて陽気をあまり発散させず溜め込んでおく必要があります。

 そうしなければ春になったときに生気を芽吹かせるだけの力がなくなってしまいます。春に生気を生み出すことができなければ、その一年は弱弱しく生きていかなければなりません。

 寒くなっても活動的でいるほうが健康的、というのは西洋文明に毒された考え方で、冬になったら庭かけまわるよりコタツで丸くなるほうが体にいいと考えるのが中医学です。

 寒くなってくると中国人はよく羊を食べます。羊肉の性質が温だからです。逆に豚は涼の性質があるので寒い次期にはあまり食べないほうがいいでしょう。これからの季節ジンギスカン鍋やマトンのカレーなど体があたたまってとてもよいと思います。

 羊はくせがあるから苦手?知らんがな。
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